先日、体調を崩しました。最近の私は元気に満ち溢れていたと思いきや、実はアクセルを踏みまくっていたと判明。小さな身体の変化を見落とし、強制終了のために蕁麻疹がやってきました。元気な時こそ要注意!そう身をもって感じました。今回はそんな私の体験談の内容です。

(去年の今頃に撮った梅の花)

急にやってきた、はじめての蕁麻疹

梅の花が咲き始める時期ですね。
わたしの近所の梅の木も、いつ花が咲くのかと楽しみです。

突然ですが、最近あった個人的びっくりニュースがあります。

こないだ、初めて蕁麻疹(じんましん)になりました。

蕁麻疹とは無縁の世界にいると思っていた私。
他人事のように思っていたのですが、いきなり蕁麻疹はやってきました。

それは1/30、日曜の朝。
朝起きるとすぐに膝の裏がかゆいなぁ~と感じ、確認してみると、膝裏が赤くぷっくり腫れていました。

アトピーかな?と思い、とりあえず、いつも皮膚科でもらっている塗り薬をつけて様子をみてみました。すると、お昼になくなりました。

ところが夕方。急に肘や腕、腰あたりが熱くなり、次第にかゆくなってきました。気がつくと、顔以外の全身がかゆく、所々が赤く腫れていました。

私は「もしや、これがあの噂の蕁麻疹?」と思い、即スマホで検索すると、まさかの大当たり。とりあえず、この蕁麻疹を誰かに話したい!と思い、すぐさま母に電話。

「蕁麻疹ってなったことある?」と聞くと、母は昔、新鮮ではないお刺身を食べさせられて、壮絶な蕁麻疹になったらしいです。それもそれで凄い話ですが(笑)

母に、何か生もの食べた?と聞かれ、心当たりがあるのは、生卵。昨晩、カレーに味編させようと入れました。しかし、賞味期限は余裕で切れていない卵です。

疲労が原因だと診断を受ける

翌日の1/31の月曜日になると、蕁麻疹がさらに悪化していました。

人の肌ってこうなる?と思うほど、身体のあちこちに色んな腫れができており、すぐさま「今日は練習できない」と悟り、病院に行くと決めました。

日本皮膚科学会のホームページを見て、蕁麻疹の形は、円形、楕円形、線状、花びら状、地図状など、様々な形があると知りました。

文字を読んだだけでは形のイメージがつかなかったのですが、悪化した自分をみると、「わー!(足をみて)これが花びら状か~!」と納得。梅の花のイラストに似た花びらでした。

皮膚科に行くと、おそらく原因は疲労とのこと。

食べ物が原因だと口の中にも症状が出るらしいのです。私は顔以外の身体に症状が出たため、考えられる原因は疲労でした。

心当たりは「飛ばしすぎ」

疲労には思い当たる節があり、1月は何かと予定を詰め込んでしまいました。

普段の生活で疲労を感じていても、いざ身体を動かし始めると出来てしまう。さらに「やって良かった」と思う内容になるから次もと続けてしまう。

ハードスケジュールに思える日も、1つひとつのことと向き合うことで、学びになり、楽しいからOKと思っている自分がいました。

1月は忙しさもありつつ、それがメリハリになって充実しているから良かれと思っていましたが、後半になると誤魔化しが効かなくなっていきました。

1月の最後の金曜日は疲労感がMaxで、土日はしっかり休もうと決めていた中での蕁麻疹が発生。

ずっと気をはっていたものを土曜日で緩めたことで、今まで溜まっていたものがドッと身体に出たのではないかと思います。

動けている時こそ気をつける

蕁麻疹になってふと思い出した、治療家のとある先生のお言葉。

「調子が良すぎたら治療へ」

これは治療を受けるタイミングについて質問をした際のご回答の1つです。
良いときほど見落としの可能性がある。だから客観的に自分と向き合う時間が必要なのだと教えてくれました。

動けるから。出来ているから。充実しているから。と言って、アクセルを踏みすぎてしまった気がします。

最近は自分の身体の状態をみるのではなく、スケジュール帳をみることが多かったです。

「ここで身体を休めればいいだろう」と頭で考えるではなく、「今の身体はどうしたいのだろう」と心の声に寄り添わなければいけませんでした。

小さな身体のシグナルを感じ取る

蕁麻疹中に思い浮かんだ本音は、「身体の症状に出てくれれば休みやすいのに」ということ。
しかし、今までを振り返ると、「小さな身体のシグナル」はあったと気がつきます。

例えば・・・

  • 目の下のクマ
  • 顔色
  • 疲労感
  • ふとした時のちょっとした頭痛
  • 目や手の開きやすさ
  • 時間の感覚

など。

「これはやっても練習にならない」と思ったらすぐにやめる判断はできるのですが・・・。
この小さな変化は軽視してしまったと反省です。

やらないことが悪ではない

練習以外にも「やらない」ことに関して、どうしてもマイナスな感情を抱いてしまう私。

ところが先日、会社のオンライン研修に参加した際に、「やらないことも主体性」だと講師の先生がお話したことに、私の心が響きました。

「たしかに主体性は、Yesで動くことだけではない」と腑に落ち、やらないと決める選択も尊重したいと感じました。

やっぱり元気でなければ気力もでない

とにかく、この蕁麻疹が1月の下旬~2月の上旬で良かったです。
2月下旬にはメキシコでW杯があるため、試合前でないのが幸いでした。

今回、再認識したことは、「やっぱり元気でないと気力は湧いてこない」こと。元気がない状態でアクセルを踏もうとしてもかからず、1度体調を崩して休んでしまうと、完全に回復するまでに約1週間はかかってしまうと感じました。

人の身体は、壊れる時には壊れるのだと実感。
だからこそ、今後はこまめな余白も大切にしていこうと思います。

そして、2月下旬のメキシコでは最高のパフォーマンスができますように。

私の24歳のバースデー試合なので、良いものにしてきます!
練習をしつつも、その分のリカバリーも入れて、ちゃんと取り組んでまいります。

くれぐれも皆さん、体調にはお気をつけくださいね。
体調を崩したからこそ切実に思います。