初めて参加した音楽講座。ジャズのスタンダードを一人舞台で歌い、歌う楽しさに心が磨かれつつ、新しい自分の一面と出会えることができました。人前で歌うのは初めてでしたが、やってみればできてしまうもの。講座をする前とした後の自分は、なんだか一皮剥けた自分になっていました。そして歌を通して、生きる中で大切なことも学べました。
初めて歌で自分をさらけ出した音楽講座
先日はTCアカデミーさん主催の音楽講座に参加をしてきました。
ジャズヴォーカリストの市場美恵子先生に指導をして頂き、ジャズピアニストである中村尚子先生の伴奏と共に、名曲「Fly me to the moon」を歌いました。
これは、愛している気持ちをやっと伝えるチャーミングな曲です。
今回初めて聞きましたが、私も大好きになりました。
講座では、写真のように一人舞台で歌いました。
「こんなに歌で自分をさらけ出したのは初めて!新しい自分に出会えて嬉しい!!」というのが歌ってみての感想です。
「上手くやろう」ではなく「過程を楽しむ」
最初は「歌詞を間違えないように」「音程を外さないように」と思いながら歌っていました。
しかし、私は途中である事に気づいてしまったのです。
「上手くやろう」と思うより、「過程を楽しむ」ほうが大事であるということを。
先生も仰っていましたが、出来なくなくて当たり前。
だって、初めてこの曲を歌ったのだから。
しかも私が思っている「上手く」は、先生などの完璧を求めていたのです。
だから先生に褒めてもらった時に、最初は「いやいや、そんな事ない」と思っていましたが(歌うのは好きだけど、自分の歌が上手いとは思っていないので)、「少しでも進歩した自分を素直に嬉しがって良いんだ!」と思えるようになりました。
また、「上手くやろう」ではなく、「過程=今を楽しむ」と思うことで、自分の気持ちを歌に込めることができ、それがとっても楽しいのです。
録音した自分の歌を聴いてみると、「上手くやろう」と思うより「気持ちを歌に乗せよう」と思うのでは、歌声が全然違いました。
歌っている最中は、「こんな感情的な自分もいるんだな」と少し驚きつつも、新しい自分と出会えて嬉しかったです。
今を楽しむための前向きワード
今回、この講座に参加をしてみて、音楽をしている人は「カッコいいな」「魅力的だな」とつくづく思いました。見ていて心に響きます。
市場先生はとても明るいオーラで、エネルギッシュで輝きを持っています。
講座後の懇親会にも一緒に参加させて頂きましたが、先生の言葉は名言炸裂でした。
特に印象に残るのが、「自分とラブラブになる」ということ。
できる自分を褒めてあげるのは勿論だけど、できない自分や悔しがっている自分も「かわいいな」と思って包み込んであげる。
自分を信頼することがいかに大切かを教えて頂きました。
その後、練習で思うようにいかなくて自分にイラっとすることがありますが、そんな時にもう1人の自分が自分にハグをしています。
自然と前向きな方向に進む道を戻してくれるので、心強いです。
そのおかげで今を楽しめるようになっています。
音楽を身近にして良かったと思うこと
講座を受けてからは、よく家や練習に行く移動中に歌を口ずさんでいます。
自分自身が歌という楽器になり、歌いたい歌をその時の気分で歌えるのが私の気分転換です。
先生に「口角を上げると声が安定する」と教わり、そうやって歌っていると自然と気分も上がってきます。口角を上げているからかな?
最近夜は寒くなってきていますが、練習の帰り道に歌いながら歩いていると少しずつ身体がポカポカしてきます。
歌の力はすごい!!
これからも私は音楽を人生のお供にしていきます。
音楽の可能性は無限大!
音楽は人や自分を繋いだり、国境を越えて誰とでも繋がれるもだと学びました。
今後は様々な音楽に触れ、音楽や異文化をもっと知ることで自分の世界を広げていきたいです。
また、人前で歌うことは中々ないため、1つ自分の殻が剥け、度胸がワンステップ上がった気がします。こんな自分の度胸が試されることも沢山経験していきたいです。