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美しくなりたい女性にご利益がある京都の河合神社。下鴨神社の摂社でもあります。顔にお化粧をする珍しい絵馬がインスタグラムに多く投稿され、美容や縁結びのパワースポットとして知られています。美意識を高めに女友達と京都観光で訪れ、自分と向き合ってみるのはいかがですか?

インスタグラムに顔がずらり!若い女性が投稿する京都の神社を観光

11月14日から18日まで京都で行われた全日本学生選手権に行った際に同期の女子4人で京都を観光しました。全日本学生選手権の開催地は関東と関西の交代制度で、今年は京都です。
出発の1か月前から「京都で観光しよ!!」と話していたものの、それぞれに行きたい場所があって定まず出発前までに決まりませんでした。

「京都で有名なものは?」とスマホで調べながら会話をしていると、いつの間にか話が脱線して中々決まりません(笑)
名古屋を過ぎて、1人がインスタグラムを開いて「ねぇここ面白そう!」と投稿された写真を私たちに見せました。そこには顔が書かれている絵馬がずらりと並び、投稿のコメントには「#美人祈願」と女子にお望みのワードがありました。

私たちは「ここだ!行くしかない」と全員一致で河合神社に決めました。

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美しくなりたい女性の味方をしてくれる河合神社

「女性守護」「日本第一美麗神」と入口に書かれた河合神社。
ユネスコ世界遺産である下鴨神社の摂社の1つであり、「玉のように美しい」と美麗の神といわれ、神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祭られています。

女性の美しくなりたいという願いと美容や安産、育児や縁結びなど女性の神さまとして知られおり、参拝者は女性が多いようです。

新葵橋のバス停から徒歩5分、出町柳駅から徒歩10分のアクセス

京都駅前から河合神社までは40分かからずに着きます。
京都駅から新葵橋のバス停まで1本で行け、新葵橋から河合神社までは歩いて5分です。

私はホテルがある阪急京都本線の高槻市から河原町駅へ行き、京都本線に乗り換え、祇園四条駅から出町柳駅で降りました。
出町柳駅の出口6からは徒歩10分で河合神社です。

また河原町駅から徒歩7分に京都市営バス「四条河原町」のバス停があり、「新葵橋」まで行く方法もあります。

出町柳駅からは河合神社から取って付けられた「河合橋」を渡って河合神社に行きます。

河合橋を渡る最中に観光客の食べ物を狙うカラスに遭遇

私の20メートルほど前から向かって歩いて来る男性の片手にあるサンドイッチをカラスが横から狙い、突っつきに行ったのです。
そして手からサンドイッチが落ちて、男性は食べることができませんでした。
近くでその現場をみた私は「観光地のカラス怖い」と警戒しました。

ただでさえ鳩が苦手なのに、それより大きいカラスはもっと怖いです。

みなさん観光地のカラスにはご注意を。

三大随筆のひとりである鴨長明の方丈記でご縁ある場所

河合神社の入り口の看板には、神社の説明が記されていました。
どうやら河合神社は、高校の古典の授業に欠かせない鎌倉時代前期の歌人で、三大随筆のひとりの鴨長明と縁があるようです。

河合神社にある茶色の組み立て式の小屋が、鴨長明が毎晩暮らしていた家です。その家は移動に便利な作りで、広さが一丈(約3メートル)四方だから「方丈」と呼ばれています。

鴨長明は方丈から、世の中のはかなさや無常観を表した『方丈記』を著にしました。

高校で古典の先生が「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」の物語を図解しながら解説していたのを覚えています。

鴨長明を思い出しながら「ここで長明さんは世間を観察してたのか~」としみじみしました。

鏡絵馬に込めた願いを美人の神様にお届けする

「美人になれますように」と願いを込めて鏡絵馬を奉納しました。

この鏡絵馬は2種類あり、顔があるorないのバージョンがあります。
ちなみに絵に自信がない私は顔あり鏡絵馬を購入(笑)

値段は800円で、お米と一緒に炊いて食べると美しくなれる御供米と一緒に頂けます。

鏡絵馬はじっと見ると1つひとつの木の素材が違います。私はなるべく白っぽくて明るい絵馬を選びました。

鏡絵馬の購入後は「御化粧室」で自分好みにメイクアップです。

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御化粧室には絵馬の書き方の説明や、色鉛筆が用意されれおり「美しくなあれ」と心の中で唱えながら表面の鏡絵馬にお化粧します。

裏面は願い事と名前を書きます。
私は満島ひかりさんや北川景子さんのようなキリっとして大人な女性が好きで、真っすぐで澄んだ心の持ち主になれるように「美しく強い心を持った女性になれますように」と願いを込めました。

鏡絵馬の書き方は自由で人それぞれ

色鉛筆だけでなく、自前の化粧道具でお化粧するのもアリです。
その日の私は化粧道具を持っていませんでしたが、目元をキラキラさせたくて化粧道具をもっていた同期にアイシャドーを借りました(笑)

私の書いた絵馬はこれです!!

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アイシャドーやアイライン、チークやリップをしました。
「これ以上足してしまったら逆に変になるのではないか」と思ってしまい5分ほどで完成!w

奉納の時に他の人が書いた鏡絵馬を拝見しました。
ネームペンで目を二重にして大きくしている人や、髪型を描いている人など様々な顔があって見ているのが面白いです。

同期と一緒に「黒目にして目を大きく見せればよかった」、「まつ毛を付けるアイディアいいね」、「この手もあったか!!」と言いながら見ていました。

河合神社で考えた「美しさ」とは

お願い事を鏡絵馬に書く際に、「美しい」とはと考えさせられました。私の思う美しさは決して外見だけでは判断できないということですね。

私は誠実で優しく、情熱を持って何かに取り組んでいる人を魅力的に感じます。やはり内面からあふれ出るのが外見かなと。

だからといって内面を磨くだけで外見に手を抜くのではなく、外見に気遣うことも必要です。(例えば同じ料理でも盛り付けの仕方で味が違うように)

だからこそ人が見る「字」や食べる話すなどの「身のふるまい方」を気にしていきたいです。特に「字は心を表す」というように、年賀状や暑中見舞い、誰かに手紙を送る時は心を込めながら丁寧に書くのを心がけます。

自分を磨き続けなきゃ!