私たち全員が平等に約束されていること。それは、人の命には限りがあるということです。しかしそれ以外は何も決まっていません。今日できないことが明日はできるかもしれない。この本は自分のやりたいことに素直に向き合え、自分が今すぐできることが見つかります。
私にとって、自分と社会と人生の見る目が変わった1冊です。

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自分を見つめることができる本との再会

5月1日、金曜日の夜。

普段はお酒を一人で口にすることは全くしませんが、友人から頂いた誕生日プレゼントの梅酒をロックで1杯作り、しばらく前に録画をしていた映画「翔んで埼玉」を見みながら、自分のガスがプシュっと抜けているような感じがしました。

しばらくすると、自分が気の張りすぎか何かで疲れているのかと、時差のように遅れて気づかされました。

日々元気で過ごしていますが、やはり疲れは溜まるようです。

その日は早く寝ようと、夜10時ごろに寝る準備を済ませ、「よし、寝よう」とした時に、あるひとつの本が気になりました。

それは私の本棚の左上に置いている、水色のパステルカラーの本。

いつも気にしない本がその日は存在感で溢れていました。

その本は喜多川泰さんの『君と会えたから……』です。

思わず再び読み返してみると、そのお話の世界観に引きこまれていきました。

後に調べると、この本とは1年ぶりの再会でした。

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この物語のあらすじ

この本は17歳の高校生である少年少女の夏休みの物語。

父が営む本屋の店番を任された少年ユウスケは、進路をそろそろ考えなければいけない時期であるが、特にやりたいことは見つからず、無気力に日々を過ごしていました。

そこにお客として来た少女のハルカ。
白い服に身を包んだ美少女で、ユウスケは心を奪われます。

少女が注文した1冊の本がきっかけで、ユウスケは、ハルカからの「人生が変わる大切な教え」を受けるようになります。

お互いの距離は縮まっていきますが、ハルカは、ユウスケには言えずに隠していることがありました。

目標や夢、将来や人生、生きるとは何かを考えさせられる、美しくもはかないお話です。

死を考えることが生を考えることに

この本で、ユウスケとハルカに、私にとって大切なことを思い出させてくれました。

それは、「人はいつか死ぬということ」

人生で約束されていることは、この1つだけです。

この本で私は、自分が「死ぬ」ことを深く考えました。
そして、「死」を考えることが私の「生きる」原動力になると知りました。

明日が来ることを当たり前にしていませんか?

私は約1カ月半前に、「生きる」ことを考えさせられる衝撃の出来事がありました。

それは、今までお世話になっていた整体の先生がお亡くなりになったことです。

常に健康に気をつけており、私にも身体のこと教えてくださった先生が、いきなり整体を休業し、まさかのことでした。

最近はコロナウイルスのニュースで死を考えますが、災害や交通事故、自分の不注意など、いつどこで何が起こるのかはわかりません。

常に死とは隣り合わせです。

皆さんは、いま死んでもいいと思える人生を歩んでいますか?

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この本を読み返すまでは「イエス」でしたが、この本で私たちができること、生きているということで可能性が大きく広がっていることを知り、「私はこのままでいいのか?」と自分に問うようになりました。

そして、自分の心の底でフツフツと湧き上がるものがあります。

人生はGIVE(ギブ)&GIVE(ギブ)

この本では「TAKEのリスト」と「GIVEのリスト」を作ります。

私も物語の真似をして作りました。

TAKEとは、自分が将来やってみたいと思うことや欲しいと思うもの。

GIVEとは、自分が人のためにできることで、すぐに行動に移せるもの。

それぞれ60個書きます。


(このノートに私が大切だと思うことを書き留めています)

実はこのTAKEとGIVEのリストは関係がないように見えて、表裏一体なのです。

私の場合はこれです。

TAKEのリスト

  • 社会貢献をする
  • 応援してもらえる人になる
  • ブログが誰かの役に立つ

GIVEのリスト

  • 気持ちの良い挨拶をする
  • 自分の気づきをシェアする
  • 世の中を知り、自分ができることを考える

見てください。
これらは、近いところで繋がっていると思いませんか?

やってみたいと思うことは、実は結果として手に入るものであり、それを目標にして日々生きるわけではありません。

人が何かをしてもらうことがあるとしたら、先に私がその人のために何かをしたときであるのです。

今日に感謝し1日を大切に生きる

私の心の中にフツフツと湧き上がったものとは、自分の経験で救われた人と出会うこと。

一度きりの人生だからこそ自分らしく生き、

社会に必要とされる人間になりたいと思っています。

私たちが約束されていることは死ぬことだけです。

人生において将来約束されていることは何もありません。

だからこそ、自分の行動次第で自由に未来を描くことができる。

もし、あなたに明日がないとしたら、今日はどう生きますか?

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