私が料理で再確認した「何事もやってみないと身につかない」
実際にやってみることで、自分が想像もしていなかった学びを得ることもあります。
今回は、私が体験した「やって良かった」と思える出来事をご紹介します。

目次
「やってみる」は「できる」への橋渡し
「何事もやってみないと身につかない」
これはやってみるからこそ、しみじみ感じます。
最近はYouTubeやインスタグラム、ツイッターなど、より気軽に素早く情報をキャッチできる便利な生活ですが、
はたしてその情報が自分の身になっているしょうか?
新しい情報を得るだけで、満足していませんか?
私は「わかる」と「できる」は違うと考えています。
「わかる」とは、頭で理解ができていること。
「できる」とは、実践で使えることです。
「わかる」を「できる」に繋げるのが「やってみる」
「やってみる」は「できる」への橋渡しです。
私のおうち時間。料理での出来事
このように、私は堂々と語っておりますが、「何事もやってみないと身につかない」と改めて感じた出来事がありました。
その出来事とは、お料理です。
5月4日の土曜日に、実家から山形の食材が届きました。

山形の生そば、くきたち菜、実家で獲れたアスパラとタラの芽です。
山形食材が届いたのはお昼前。
届いたタラの芽を天ぷらにして、生そばと一緒に食べようとワクワクしながら、昼食の準備を始めました。
実は私、天ぷら料理に初挑戦です。
実家では、よく母が作ってくれましたが、自分で調理するのは初めて。
母に作り方を確認しようと電話をしましたが、電話に出ず。
次に父へ電話をかけました。
すると父と電話が繋がり、母は仕事に行っているとのことでした。
私は父に、タラの芽の天ぷらの調理方法を聞いてみましました。
父は「タラの芽は素揚げだべ」と答えます。
「素揚げって油で揚げるだけだよね?」と確認すると、
「んだ(米沢弁で“そうだよ”の意味)」というので、私は天ぷらから素揚げに変更しました。
タラの芽素揚げ事件
私は「素揚げは簡単そう、早く食べたいな」と心の中で思いながら、タラの芽を洗い、油を用意しました。
最近は冷凍カニクリームコロッケを油で揚げた実績もあり、揚げ物なんて簡単にできると思っていました。
そして、タラの芽が素揚げになる時がやってきました。
私が熱々の油の中に、タラの芽を入れた瞬間、
「パンッ!パチパチパチッ」
なんて良い素揚げの音色だろう。
と思うのは裏腹に、
油が勢いよく跳ね上がる音と、打ち上げ花火のように、あちこちへ油が飛び散るではありませんか。
そこで私はハッと気がつきました。
「そうだ!水と油だ!!」
タラの芽を洗い、水分を取らないまま、油の中に放ってしまい、水と油が決して交わらない「水蒸気爆発」の世界を私が作り上げてしまったのです。
さらに追い打ちをかけたのは、揚げ物をしている隣のコンロ。
火に油を注ぐように、お蕎麦を茹でていました。
さらに油が弾けます。
もはや、
パチパチではなく、バチバチです。
私は火事だけは死守しようと、急いで火を止めました。
火を止めようとした際に、腕に油が跳ねましたが一切気にしません。
人は必死になると痛みも感じなくなるのですね。
火を止めて数秒後に水と油の戦いが終わり、見渡せば台所が油まみれになっていました。
床にもコテコテの油が跳ねていました。。
幸いにして火事にならず、ひと事件がありましたが、何とかお蕎麦とタラの芽の素揚げが完成です。
素材が味を引き立て美味しく頂きましたが、後片付けには時間がかかりました。
おそらく、食べている時間よりも長いです。
私は今ではこの出来事を「タラの芽素揚げ事件」と呼んでいます。
何かを生み出さなければ自分のモノにならない
水と油のことは知っていました。
しかし、料理では気がつかなかった。
わかっているけど、できなかったのです。
知識が生活に沁みついていないとしみじみ感じました。
頭でわかっていても、身体は理解していない。
ということは、知識が実際の行動で使われていない。
今回で、実際に使われず、私の中に眠っている知識は山ほどあると知りました。
知識を使って何かを生み出さなければ、自分のモノにならないと改めて感じます。
だからこそ、やってみる事が大切なのです。
失敗は成功のもと。失敗は成功した時の笑い話
この「タラの芽素揚げ事件」のことを母に報告すると、
「タラの芽は素揚げじゃなくて天ぷらだべした~」と言い、やはり我が家はタラの芽は天ぷらだと知りました。
有難いことに、私の失敗を聞いた母は「経験、経験!」と励ましてくれました。
そして後日、タラの芽の天ぷらに挑戦し、見事成功!!
(リベンジはタラの芽とこしあぶらの天ぷら)
まさに失敗は成功のもとですね。
「やってみる」は学びと発見のお釣りがくる
今回は「何事もやってみないと身につかない」と改めて感じました。
やってみると予想外な学びと出会い、また1つ自分の世界が広がっていきます。
その学びが、自分色になるのが面白い。
まさか料理を通じて、このことに気づかされるとは思いもしませんでした。
皆さんもおうち時間を安全に、楽しく過ごしてくださいね。

Let’s try anyway!
(とにかくやってみよう!)