就職活動で何もしてない人や判断基準、やることがわからない人におすすめ。読みながら自己分析ができる一冊で、就活準備を始める前に考えたほうが良いことをお伝えします。私はこの本で就活の段取りや効率が良くなりました。
目次
一冊の本との出会いが人生を変える
先日、喜多川泰さんの『「手紙屋」 (喜多川 泰シリーズ) 僕の就職活動を変えた十通の手紙 [ 喜多川 泰 ]』を読みました。
私は中学2年生の夏に、北川さんの『「また、必ず会おう」と誰もが言った。 偶然出会った、たくさんの必然 / 喜多川泰 【本】』を読み、出会いは自分を成長させてくれる素晴らしいものだと気づき、「もっと知らない世界へ踏み出したい」と思った1冊でした。
当時の私は人見知りで、人と話すのが苦手でしたが、この本と出合うことで、人と関わる機会を大切に思え、何事も全力で取り組めるようになりました。
まさに「一冊の本との出会いが人生を変える」でした。
就職活動を始める前に読むと役立つ喜多川泰さんの『手紙屋』を紹介
この本は、就職活動に出遅れ、悩みながら就活している大学4年生の西山諒太が、書楽というブックカフェで「手紙屋」の広告に目を止めたことで始まる物語です。
「はじめまして。手紙屋です。手紙一筋10年、きっとあなたの人生のお役に立てるはずです。私に手紙を出してください。」
これを見た西山諒太は、思い切って就活の悩みを手紙屋に打ち明けます。
そして手紙屋と文通をすることで、就活に対する考え方が変わり、自分のやりたいことや見つけ、夢を実現するために成長していくお話です。
この手紙屋さんと西山君の手紙のやり取りを読んで、私は「どんな生き方をしたいか」を再確認でき、手紙屋さんから自分を磨き続けるコツを教えてもらいました。
自分の進む道を決めるために考えること
私はフェンシングを続けるための就活をしています。
私はてっきり就職をすることで業界や職種が決まり、進む人生が決まってしまうと思っていました。だからこそ納得のいく決断をするために自分の興味があるものや、向いている職種は何だろうと自分の知っている世界を広めつつ、その範囲内で選ぼうとしていました。
しかし調べるほど世の中には多くの仕事があり、「これをしている自分はどうかな。いや、あれをしている私はどうかな」と振り回されていた気がします。
同い年の友達が「いろんな業界を受けすぎて自分の軸がなくなってきた」という会話に「それわかる!!」と共感していました。
実は物語に出てくる西山くんも、私たちのように同じ思いを持っていました。しかし手紙屋さんのアドバイスで「困難」だった就活が「楽しい」ものへと変化したのです。
そのアドバイスとは
自らの進んだ先に「自分の夢」を当てはめようとするのではなく、「自分の夢」に向かって自らの道を決める
です。
就活は「○○に入ったらこうだろう」と制限して決めるのではなく、高校の普通科と同じで、その先に何だってできる、何の約束もない自由な場所だと手紙屋さんは言います。
自分がどう生きたいかを考え、ワクワクする道を選ぶ
私にとって就活はゲームのコース選択のように、この先いくつかのコースが分かれており、どの道を進むかで難易度や結末、やりがいが違っていると思っていました。
しかしゴールを決めれば道はいくらでもあり、進んでみなければわかりません。
まさに就活は中学生になりたての1年生が、どの部活に入ろうか探している状態です。
部活探しに置き換えると、私は自分が向いているかどうかではなく、自分がやりたいと思えるかで判断します。そうしないと興味が持てず、続きません。
行動すれば自分のやりたいことや長所に気づく
競技生活や引退後の人生を含めて「自分はどう生きたいか」を見つめました。
私の人生の夢は「多くの人に必要とされる存在になること。自分の知識や経験、学びを人のために提供する生き方をすること」です。
中学1年生の時に私が上京を決めた理由の1つが「1度きりの人生、人と違った生き方をしたい」でした。そして今は「自分の経験を自分の言葉で表現したい」と思っています。
「梅津春香だからできることをする」
それは昔から変わっていません。
そのために自分を磨き続け、ブログ活動をしています。
長所をさらに伸ばす方法
最近は手紙屋さんが教えてくれた自分を磨くコツである「常に動き続けること」を実践しています。
「止まっているものは止まり続けようとする。動いているものは動き続けようとする」という慣性の法則からきており、止まった状態から動きだしたり、動いている状態からブレーキをかけるには大きなエネルギーが必要です。
進化するのが習慣で、動き続けないと死んでしまうマグロでいようと思います。
最後にこの本で私が1番気に入った言葉を紹介!
「あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています」
東京では桜が満開になりつつあり、練習場に向かう途中の桜を見ながらこの言葉を思い出し、勇気をもらっています。
社会に花を咲かせる人に私はなりたいです。