東電タウンプランニング株式会社 地域開発カンパニー様の安全大会で現役スポーツ選手であり、フェンシング選手の私が安全に関する「心と身体の準備意識」をテーマに講演を行いました。初講師でしたが、フェンシングの経験やその中で学んだ気づきを皆様に「伝えたい」の思いで話をさせて頂きました。
最大限の力を発揮する「準備」をスポーツの目線から
6月27日(木)に東電タウンプランニング株式会社 地域開発カンパニー様の安全大会にて講演を行いました。いつもは「選手」として舞台に立っておりますが、今回は「講師」として初めて皆様の前に立たちました。試合のような緊張感で身体の芯から熱が込み上げていました。
(ユニホームを着ていたからですかねw)
ということで、6月27日は私の「講師になった初めて記念日」になりました◎
常に身体を使っているスポーツ選手の視点から「安全」に関わる「準備」について、私がフェンシングで得た意識を「皆様の安全のお役に立てたい」という気持ちで話をさせて頂きました。
今回私がお伝えしたのは「自分を知ることから準備が始まり、小さな準備が自分を変える。そして準備には終わりがない」ということ。
試合で自分の最大限の力を出すために、普段からしている身体と心の整え方や「ここぞ」の時に実力を発揮するために行うリラックス法など、私が普段から実践していることや経験、それで変わった意識についてお伝えしました。
現役選手だからこそ語れるフェンシング
また皆様にフェンシングを知ってもらいたく、実際の試合の姿でフェンシングを選手目線から紹介。フェンシングの3種目(フルーレ・エペ・サーブル)の中で、私の種目であるフルーレを中心にお話し、私が出場した大会での写真や映像、フェンシング道具をお見せしました。
まだまだ語りたかったのですが、今回は「フェンシングの会」ではないので我慢。その中でも「フェンシングってかっこいいね」と言ってもらえて嬉しかったです。本当にフェンシングはかっこよく、面白いんです!!
これ以上話すと長くなるので止めておきますが(笑)
私が気づいた安全大会とフェンシングの共通点
また私自身が安全大会について興味があったため、講演の前に少しだけお話を聞かせていただきました。「事故を防止するためにはコミュニケーションが大切」という部分に「フェンシングと共通するな~」と感じました。
フェンシングは道具を使うスポーツのため怪我や病気の他に「事故の危険」があります。
例えば練習では、試合と違ってピスト(戦う舞台)を敷き詰めているため、時には審判機の配線がピストに出てきてしまい、その線につまずいて転ぶ危険性があります。
その時に気がついた人が「それ危ないよ」と注意や声をかけ合い、ピストに出た配線を戻すといった対策をしています。
「まあいいか」が事故に繋がり、自分だけでなく相手を傷つけてしまうと再確認しました。
初講師で感じたこと
今回初めての講演で最初は緊張しましたが、話を始めると「伝えたい」の思いで、楽しく、あっという間の講演となりました。内容の作成時には、自分が普段やっている行動の意味を改めて認識することができました。
講演後は私のマイクから発した自分の言葉が耳に残り、練習前や練習中のふとした時に「準備」という言葉が降ってきます。そこで自分にビリっと刺激が入り「よし、やるそ!」と今日も全力で練習に取り組めました。
講演後に行われた懇親会では、多く方に「頑張って!」と応援のエールを頂きました。
次の大きな大会である9月の全日本選手権大会に向けて、自分の納得のいく「準備」を続け、本番では誰よりも輝く私をお見せします。
今回の講演は私にとって、貴重で学びの多い時間となりました。
この機会や出会いに感謝しております。
直近の試合は7月13日にある山形県の国体予選。
ちょうど明日は父の東京出張があるので、東京から米沢まで同じ電車で帰ります。
その前に上野駅でご飯を一緒に食べる約束をし、何を食べようか考えるのも楽しみの1つです。
梅雨冷えの肌寒い日もありますが、皆様も風邪など引かれませんように。