心に余裕がない時は感情に振り回されたり、自分が自分ではない「知に足がついていない感覚」になりがちです。そんな時にどう対処すれば「余裕のない自分」から抜け出すことができるのかを私がフェンシングの試合で経験して感じたことをお伝えします。

写真は国体予選の成年女子参加メンバーです。

目次

山形県の代表を決める国体予選

7月13日(土)に山形県の米沢東高校で国体予選が行われました。

国体予選は10月に行われる「国民体育大会」という都道府県対抗の大会に出場するための県代表の選手を決める試合です。

フェンシングの国体は不思議な形式で、成年は各都道府県の代表の3名の選手が2種目を戦います。水泳で例えると自由形専門の選手が、自由形のレースと平泳ぎのレースに出場するようなものです(笑)

今年の成年女子はフルーレとサーブル

年によって行う種目が変わり、今年の成年女子はフルーレとサーブルです。
フルーレは毎年行い、エペとサーブルは1年ごとの入れ替わります。

国体はフルーレとサーブルの各種目ずつ順位を競いますが、国体の出場県を決める地方のブロック予選はフルーレとサーブルの2種目の総合順位で決まり、成年女子と少年男女は上位になった都道府県だけが国体へ進めます。

(成年男子は47都道府県の全てが国体へ行けます)

成年女子が国体に出場するためには「フルーレだけ強ければいい」「サーブルだけ強ければいいや」というものではなく、両種目のバランスも必要となります。

今年も山形県代表として戦う

山形県は2年前の国体でサーブルで準優勝をするといった栄光があり、今年も国体でのサーブルの上位入賞が目標です。そのため、今年の山形県の国体予選は「サーブルの順位はフルーレの1.5倍のポイント」というシステムで選考を行いました。

フルーレを専門とし、初めてサーブルをする私にとっては少し難しい戦いとなりましたが、フルーレが2位でサーブルで4位となり、総合順位は3位で、今年も山形県の代表になれました。

山形県の国体予選の反省

今回の国体予選での目標は

  1. 山形県の代表になること
  2. 私の専門であるフルーレでは失点をゼロで勝つこと

でした。

山形県の代表になることはクリアすることができましたが、フルーレでは5本勝負の戦いで1敗し、勝った場合でも相手に2本とられてしまいました。

今回のフルーレでは「自分に余裕がないプレー」をしており、いつも試合直前にする「剣の持ち手に息を吹きかける」といった習慣をすることすら忘れていました。

自分らしさを出す「スイッチ」

振り返ると「あれもできたのに」思うことがありますが、その時の私はそれに気づくことができない自分でした。その時の私を振り返ると、「自分らしい動き」に入る「スイッチ」の入れ方を知らなかったんだと感じます。

日常生活であれば、忙しくても「睡眠時間を最低○時間とれば大丈夫」や時間がなくても「朝はバナナだけでも食べると自分の身体は動ける」といったようなものです。

フェンシングでも「これをすれば自分は大丈夫」や「ここを切り口にするといつもの自分の動きになる」ということを知ることで、自分らしさを100%全開にすることは難しくても「自分が自分でいること」を感じられるのではないかと思います。

重要で大切なことを1つ意識する

私は「自分の動きの軸がぶれていないこと」が自分らしいプレーをしている条件になっていると思うので、練習前のウォーミングアップでは「体幹」を意識することで、動きに軸が生まれ、その軸を支える部分が上手く働き始めて、自然と全体に意識がいくのではないかと仮定してます。

その時の自分にとって「重要なもの」「大切にしたいもの」は何なのか・・・

これからは日々の練習で「私のフェンシングで重要になっている意識」を検証し、日常生活では「今の自分は何を大切にしたいのか」を向き合って問い続けていこう思っております。

そして次の大会である8月24、25日の国体出場を決める「東北大会」では、探し続けた中で得た「自分らしくいられるスイッチ」を試してみます。