今年も東北ブロック大会(ミニ国体)を突破するためのフェンシング山形国体合宿を行いました。毎回帰省も兼ねて合宿に参加するため、私にとって米沢の夏の風物詩は国体合宿と言っても良いのではないかと感じています。暑さでの練習は体だけでなく心も鍛えられます。
目次
朝1番で向かう米沢への帰省
8月9日は大宮駅から6時38分始発の山形新幹線に乗り込み、8時20分に米沢到着。
車内で朝食を食べてうとうとしていたら、いつの間にか景色が緑に。
寝過ごさず予定どおり米沢に着きました。
米沢駅から車で約10分の「アクティー米沢」という体育館へ直行。
私の「山形県国体合宿 兼 帰省」が始まりました。
東北ブロック大会突破を目指した山形国体合宿
8月23~25日にある茨城国体への出場枠を獲得する「東北ブロック大会」に向けた「山形県強化合宿」を8月9日から11日まで、神奈川県の少年男女の選手と合同で行いました。場所は9日「アクティー米沢」、10~11日は私の母校である「米沢市立西部小学校」です。
どちらの場所も冷房がない体育館での練習で、外の気温は30度以上。体育館は人の熱気と人口密度の濃さで「ここ酸素薄いんじゃないか」と思うほどムンムンしていました。
西部小は風通しが良いので、たまに吹く風が心地よかったです。
今年の成年女子はフルーレとサーブル
今回の合宿は専門の「フルーレ」をメインで練習しつつ、専門外の「サーブル」も練習しました。(今年の国体は成年女子は「フルーレ」と「サーブル」の2種目なので)
私の取り組んだ合宿メニュー
9日 午前フルーレ、午後フルーレとサーブル
10日 午前サーブル、午後フルーレ
11日 午前フルーレ(午前で合宿終了)
実はこの合宿が2回目のサーブルです(笑)
サーブルの基礎をまーーったく知らない初心者ですので、神奈川から来たコーチ(私と同じ法政で1つ下の後輩男子)に1対1で行う「サーブル」のレッスンを取ってもらいました。
サーブルの専門知識に初めて触れる
フルーレとサーブルは持つ剣が違い、ルールも少し異なります。フルーレは「胴体だけが有効面」ですが、サーブルは「上半身すべてが有効面」のルールになるので、普段守らない腕や頭を防ぐポジションなどを教えてもらいました。
どうしてもフルーレの癖が抜けなくて「手首はこの角度ですよ!」と細目に注意してくれました。。。
サーブルの構えや技など理論や知識を教えてもらい、ただ構えるにしても1つひとつに意味があり「サーブルも面白いな~」と感じました。
フルーレの課題克服のカギがサーブルに
サーブルをして嬉しかったのは、実践練習で教えてもらった技で1点を取れたことです。
やはり「できなかったことができるようになった瞬間」は思わず「できた!」と声に出してしまいます。
また「できたこと」を見つけると同時に「できないこと」も沢山見つけました。
それがなんと、サーブルの課題とフルーレでの課題が共通していたのです。
私はフルーレで相手にフェイントをかけると自分の身体のバランスが崩れて、次の動作に遅れがでる課題がありました。サーブルの「フェイントからの防御」のレッスンで苦戦していた時に、「フェイントのやり方」のコツを教えてもらったことで「だからフルーレでも上手くできなかったのか!!」と納得しました。
これを直せばサーブルにもフルーレにもプラスになる「一石二鳥」ですね。
今は「フェイントからの防御」を良い癖付けしようと反復中です。
サーブルはスピード重視の種目なので、効率のよい動きの勉強になりました。
フルーレの練習は、技を試してみたり、国体方式の団体戦の練習をしたりと東北ブロック大会を意識した練習をしました。
合宿の成果でチーム山形国体出場枠を取りにいく!
今回の国体合宿は3日間という短い日数でしたが暑さにも負けず、集中した練習ができました。ちょうど帰省シーズンで、関東や関西の違う大学でフェンシングしている学生も合宿に参加して、最近のことなど話せて良かったです。
8月23~25日がいよいよ国体予選なので、チーム山形で少年も成年も茨城国体に進めるように勝ってきます!
合宿は11日に終わり、実家で1日ゆっくり「グータラ人」で過ごしてから東京に戻りました。お盆らしくお墓参りもでき、食べたいものを食べ、羽を伸ばした帰省でした。
東京に着いた途端、不思議なくらい自然と「東京モード」のスイッチに切り替わり、今ではバリバリやってます。
その時にふと母が言った「春香にとって東京は勝負の場所なんだろうね」という言葉を思い出しました。
行きの新幹線で撮った窓ガラス越しの景色