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果物の中でもビタミンCが多く疲労回復や風邪予防に効果がある柿。
食べ過ぎはよくありませんが、健康に良い食べ物です。
寒暖差が急に変化したこの時期は体調を崩しやすいので、秋を感じるだけでなく体調管理のためにも柿を食べることをお勧めします。

秋のフルーツを代表する柿は山形の実家と私を繋ぐ

私にとって秋の果物とは「柿」です。
スーパーや八百屋さんに入ってすぐに見かける、丸みのある四角形で手のひらサイズの柿。オレンジ色で艶のある柿をみると秋を感じます。
秋になると必ず食べる柿ですが、私自身は柿を買ったことがありません。

毎年柿は山形にある実家の両親が送ってくれます。
その柿は知り合いの農家やスーパーから買うのではなく、梅津家に実る1本の柿の木から収穫し届けてくれるのです。

1本の柿の木でダンボールいっぱいになります。

この写真は「柿の収穫作業、第一弾」と家族ラインで送られてきました。

「私は季節の変わり目で体調を崩すから、そろそろ果物の中でも栄養がある柿が食べたいなー。家の今年の柿はどれくらいの実ったのだろう」と思い、母に電話をしたところ…。

母はいつも通り明るい声で言いました。
「今年は5つしか実ってないの」

ここ数年私たち家族だけでは食べきれないほどの量のを実らせた梅津家の柿の木は、今年はオフシーズンのようです。

私が「体調管理のためにも柿を食べたかったのに。自分で買うしかないか。」と呟くと、母が「柿はないけどお父さんが育てた南瓜はたくさんあるから食べて!柿はスーパーで買って一緒に送るね。他にほしい食材ある?そうだ!こないだ頂いたタンシチューが美味しかったから1つだけあげるね。1つだけね!!」

と言ってくれたので私はこことぞばかりにリクエストを出しました(笑)
そしてひと箱の大きいダンボールに南瓜と柿の他にみかんと林檎、タンシチューや缶詰、私の好きな米沢の和菓子を詰めて送ってくれました。

食べ物の仕送りから地元や実家の温もりを感じます。
実家からの仕送りに感謝です。

ビタミンCが豊富の柿は免疫力を高め、体調を崩しやすい季節から身を守る

ことわざで「柿が赤くなれば医者は青くなる」があります。
柿が実る秋の季節はみかんや柚子などの果物や食べ物に色がつき、それらを食べることで病気から身を守り、お医者さんの助けがいらなくなるという意味です。

果物に多く含まれる「ビタミンC」は私たちの骨や皮膚を強くし、風邪やウィルスへの抵抗力を高め、抗酸化作用の働きがあります。

抗酸化作用とは活性酸素を消去することです。
鉄が酸化をして錆びるように、私たちの体も酸化し衰えます。
人体の酸化を抑制するために、ビタミンCはガン予防やアンチエイジングの効果を発揮するのです。

活性酸素が発生するには様々な原因があります。

  • ストレス
  • 食品添加物
  • 喫煙
  • 排気ガス・大気汚染物質
  • 飲酒
  • 電磁波
  • 激しい運動
  • 紫外線
  • 放射線

活性酸素の原因が日常生活に潜んでいるからこそ、抗酸化作用があるビタミンCを摂取したいものですね。

柿に含まれるビタミンCは柑橘類の2倍で果物の中では優等生

文部科学省が載せている「五訂増補日本食品標準成分表」によると、生の柿には70㎎のビタミンCを含み、みかん(35㎎)の2倍の量です。

りんごは4㎎なので、柿はりんごの17.5倍のビタミンCを含んでいることになります。
私はみかん=ビタミンCのイメージを勝手に持っていたので、柿のほうがビタミンCの量が多いことに驚きました。

また柿の皮にはビタミンCが実より多く含まれています。
皮にも栄養があるのと手間をかけずに食べれるのが理由で、私は柿をヘタだけを取って食べやすい大きさに切って食べるか、ガブっと丸かじりをしています(笑)

柿はビタミンC以外の栄養素を含み健康に良い果物

柿にはビタミンCだけでなくビタミンAやカリウム、食物繊維も入っています。
ビタミンAは粘膜を強くし、ウイルスへの免疫力を高めます。
また体に入るとビタミンAに変換するB-カロテンは、干し柿にすると約2倍の量になります。

カリウムは利尿作用があり、体に不要なものを排出します。体内の血液に入っているナトリウムを尿と一緒に排出するため、塩分が排出され高血圧やむくみの予防になります。

食物繊維は発がん性物質や塩分、腸内の老廃物を排出する効果があります。

柿を食べ過ぎてはいけない噂は本当。体調を崩す原因になるのでご注意を

「柿は食べすぎると便秘になる」「下痢になる」と聞いたことはありませんか?
実はこれは本当なのです。
柿に含まれているペクチンは水溶性の食物繊維で、便の中の水分を吸い取って便の硬さを調節する効用があります。このペクチンを取り過ぎると便秘になる傾向があります。

また柿に含まれている利尿作用は、ナトリウムを排出し血中ナトリウム値を下げ、お腹を冷やす原因となり、消化不良になるため下痢になりやすくなります。

どんなに良いものも多く取り過ぎれば毒になります。
まさに「薬も過ぎれば毒となる」です。

私も至適量をバランス良く取れる食事を心がけていきたいです。
これからさらに寒くなり体が疲れやすくなるので、栄養補給をしっかり行いながら練習に取り組んでいきます。