新しい事に挑戦する自分に背中を押してくれるアドラー心理学。私達は誰もが思い込みの世界で生きており、物の見方を変えることで気持ちや行動が変化し、他者との良い関係を築けます。今回は新しいことに取り組んでいる私を勇気づけた本をご紹介します。

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今年の七夕の雨は織姫と彦星が出会えた「うれし涙」であることを願います。
皆さんは短冊に願い事を書きましたか?

困難と直面した時に出会ったアドラー心理学の本

気づけばあっという間に7月に入りました。
ブログも約1カ月ぶりの更新です。(何もしていなかった訳ではないですよw)
ここ最近の生活は、高校時代にやっていたメンタルトレーニングを再実践したり、フェンシングでは「新たな武器」にしようと取り組み中の技があります。

新しいパターンを身に着けるのは何事も続けることが大事ですね。
最近はやっとやり方を理解し「できる」と実感するようになりました。
今は成功率を上げようとトライしています。

直近の目標は、今週(7月13日)の山形県の国体予選で、今取り込み中の技を自分の手札の1つとして使うことです。

「今日は結構決まった!」と実感する日もあれば「今日は上手くいってないな」と思う日があり、先週のある日は成功率が低くなり、「このままで良いのだろうか」と胸騒ぎを覚えました。

その上手くいかなかった日の練習が終わった夜、歯磨きをしながら部屋の本棚を眺めていると『マンガでやさしくわかる アドラー心理学』が目につきました。卒寮した先輩が引っ越す時に置いていった本です。

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ずっと本棚の高い位置にしまい、持っている意識がなかった本ですが、「いまの君に必要なのはこれ!」と本に呼ばれている気がしたので手に取ってみました。

アドラー心理学は自己啓発で幅広く応用できる

アドラー心理学はアルフレッド・アドラーが考えたもので、「自己啓発の祖となる心理学」とも言われています。『人を動かす』や『道は開ける』などのベストセラーを著したデール・カーネギーや『7つの習慣』のスティーブン・R・コヴィーに影響を与えました。欧米ではフロイト・アドラー・ユングと共に「心理学の3大巨頭」と呼ばれている有名人です。

私にとって「アドラー心理学」は今まで関りがないと思っていましたが、カーネギーの本や『7つの習慣』は読んだことがあるので、知らず知らずのうちに接点を持っていました。

気持ちの切り替えの仕方や新しことが身につく理論を学ぶ

これは私にとって「困難を乗り越えるための考え方や、自分の殻を破り、新しい自分になる道のりを教えてくれる本」でした。

マンガに解説がつく構成で、面白く読み切ることができました。主人公は負けず嫌いの会社員の女性(私と重なる部分があり)で、アドラー心理学を知ることで自分を変え、周りの人と良い信頼関係を築くストーリーです。

今回学んだことは、自分を変えるためには「ものの見方を変える」ということです。

「こうなりたい」の理想や目標がある時。人は必ず理想と現実のギャップが生じ、目標が高ければ高いほどギャップが生まれ、人間はそれを劣等感と感じます。

私たちは目標に向かって、立ち向かう様々な感情(悔しさ・みじめさ・腹立たしさ・羨ましさ・焦り・不安)を抱えながら、「何かを成し遂げる」ために、自分で決めて行動し、進み続けるしかありません。

今の現実を作ったのは自分であり、自分の未来を変えるのも自分です。

自分の気持ちや考え方を変える「原因論」と「目的論」

皆さんは問題に直面して、「なんでこうしたんだろう」「どうしていつもこうなんだ」と思ったり、「なぜ」や「どうして」を人に聞いたことはありませんか?

(私は自分に対しても部活の後輩とフェンシングの話をする時も使っていました)

過去志向の原因論

これは原因論と呼ばれ、過去の原因が現在に支配的な影響を及ぼしている過去志向の考え方です。人間の行動には原因があり、この原因が消えなければ解決はしません。しかし原因を探るだけでは、問題の「解説」になっても、問題の「解決」には結びつかないのです。

気を付けなければいけないのは「なぜ」や「どうして」の多用です。それらは必要以上に人を責めてしまう魔法があります。

例えばひとつのミスで「そもそも私は○○だ」と決めつけたり、仕事を失敗しただけなのに人格を否定してしまったり、1人に言われたことがみんなに言われたように誇張してしまうようなことを招きます。

未来志向の目的論

そんなマイナスな考えを吹き飛ばすのが「目的論」です。未来の目標を達成するために目的や手段からアプローチをする未来志向とも呼ばます。

原因論は「人間の行動には原因がある」という考え方で、目的論は「人間の行動には目的がある」という考え方。そして目的論には「自分では気づいていないけれど、その目的に向かってより近づけようと努力することが人間の行動だ」という意味もあります。

失敗に対して「なんでこうしたんだろう」と思うだけでなく、「こうすれば解決しそうだな。次やってみよう」と前向きな意思を持つほうが、自由で成功の選択肢が広がります。

劣等感があるから人は強くなる

そして私が1番アドラーの考えで驚いたのは「劣等感」は悪い感情ではなく、人間らしい考え方で、自分のやる気を注いでくれる「味方」であるということです。

劣等感は私にとって自分がネガティブで弱い人間であるマイナスな印象がありました。
ついつい人と比べる自分を「器が小さい」と責めたり、嫌な自分を見ないように周りを見なくなると自分勝手になってしまったり。(空振りをしていましたw)

アドラーの考えは、

  • 劣等感は目標を持ち、よりよく生きようとする感情
  • 劣等感はかけがえのない友で、今日の自分を振り返ると劣等感のお陰様と思える部分がかなりある

今まで自分が「何くそ」と思ったり、「できるようになりたい」と無我夢中になってきたのは劣等感があってこそだと感じました。自分が今やろうとしていることに行き詰ったった時、自分にガッカリするのではなく加速するチャンスなんだと声をかけてあげたいです。

次にそんな自分と出くわしたら「行け行け~!」と背中を押します。
また自分だけではなく、周りの人で困難に直面している人がいたら「今がチャンスだよ」と伝えていきたいです。

6月は客観視をテーマ過ごしたお陰で、自分の気持ちに素直になれました。
色んな一面のある自分を知った状態でこの本と出会い、多くの気づきを得たことに感謝します。