9月20日に駒沢体育館で私の種目である女子フルーレの全日本選手権が開催されます。この大会は私にとって世界に挑むスタート地点。大学生として最後の全日本であり、レベルアップした私の物語がここから始まります。
目次
全日本フェンシング選手権が今年もあります!
朝晩に秋風が吹いてきましたね。
私のブログをみてくれている皆さん、いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は来週の9月20日(金)に行われる「第72回 全日本フェンシング選手権大会」についてお話させてください。
この全日本選手権は、毎年行われる国内で1番大きな大会です。
毎年12月に行われていますが、今年は東京オリンピックの前年ということで9月に開催されます。
フェンシングの全日本選手は昨年から決勝戦は別日に開催し、フェンシングを知らない人でも楽しめるような照明や音楽など使って、「フェンシングをかっこよく見せる」ことをメインとした舞台になっています。
今年の決勝戦は11月2日(土)に渋谷公会堂で行われ、9月20日の駒沢体育館での大会は準々決勝まで行います。
もちろん来週は準々決勝まで進出し、決勝戦の舞台で勝ちます。
全日本選手権が東京五輪へのチャンス
この大会は日本で1番強い選手を決める試合ですが、私にとってはここからスタートするチャンスの大会でもあります。
この全日本選手権の結果で11月からの東京五輪の選考も兼ねたワールドカップに行けるかどうかも決まってくるのです。
昨年の全日本選手権は11位で、現在の国内ランキングでは17位。
ワールドカップに出場できるのは最高で12人なので、全日本選手権の結果で海外の試合に行けるかが決まります。
五輪の選考は海外の試合で決まってくるので、世界に出ると東京五輪の可能性があります。
今の自分に負けない
昨年の私は自分との葛藤しながら試合をしていました。
流れが自分に来ているのに「こんなうまい話はないのではないか」と思っていました。
それから9カ月後のいま。
もう自分を疑いません。
つい3日前、練習でこんな言葉をもらいました。
「試合で良い時はずっとそれを続けたほうがいいよ。日本人は上手くいきすぎるのが怖いと思ってしまうけど、失敗するまで続けていいし、失敗の原因がわからないなら続けてもいい」
これを言ってもらった時に、私は水を一口飲みこんだように言葉が自分に沁みこみ、「このタイミイグで教えてくれたのは、きっと全日本に繋がっているからなんだ」と思っています。
思い切ったプレーが自分の味方になる
しかし「良い時は続けたほうがいい」というのは私のブログで逆転負けが多いように身に染みて感じるのですが、「失敗の原因がわからないなら続けてもいい」と言われるとわかるような、わからないような、、、
その微妙な意味がじわじわ私の頭によぎって、自分なりに解釈を考えてみました。
それは「思いっきりやると、失敗がどこかわかる」ということです。
私が自分らしくプレーができない時は「何をすればいいか、そもそも問題は何かがわからない」からであり、地に足がついていない状態や中途半端に粘りのない自分になっています。
きっと失敗を恐れていたのです。
失敗ではなくチャンス
失敗は悪い印象にとらえますが、チャンスであり勝つため・学ぶためのヒントなのではないかと考えます。
勉強でも「あ!この問題、絶対正解だと思ったのに間違えた!」とインパクトが大きいほうが原因と対策がわかり忘れにくです。
前の自分が今に繋がる
私が高校3年生の全日本選手権で、残り時間が1秒で私の1点リードしている場面でのことです。
審判の開始の合図で私が後ろに逃げ切れば、時間切れで勝利だったのに、「相手はきっと私が下がると思っているから、あえて前にでよう」と私が裏をかいたら、それが裏目に出て同点となり、1本勝負で負けました。
コーチに「行くなよ~。なんで行ったんだよ~」と連呼されたことを今でも覚えていますが、それがあったからこそ、逃げるのも作戦の1つだと学びました。
自分を感じながら一瞬を楽しむ
きっと今回の全日本選手権では、相手や試合の流れを「読む・感じる」ということが鍵ではないかと思います。
また今年が「法政大学」として戦う最後の全日本選手権です。
入りたいと思った大学でフェンシングができる喜び、私と関わってくれた全ての方々に、全力で本気のプレーをする姿をお見せします。是非みにきてください!